
車椅子は平坦な場所の移動に優れている介助用具ですが、多少でも段差がある場所では操作が不安定になってしまうという特徴がありますよ。
多くの車椅子は前輪のキャスターが小さかったり、乗っている人の体重も原因の一つと言えますから、屋外では特に操作性が不安定になり、乗っている人は恐怖心や不安感を感じてしまうのです。
段差や坂道の移動、スピードなどには常に細心の注意を払い、乗っている人に不安感を与えないような介助を心がけましょう。
例えば、小さい前輪は回転速度が早いですから、溝にも気をつける必要がありますし、段差越えする際には深く腰掛けてもらい、ティッピングレバーを活用したり振動を与えないようにゆっくりと走行しましょう。